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ミーハーだった頃の私って・・・。その1

 誰にでも、ちょっぴりミーハーになってしまった頃ってあるのではないかしら・・・。まだ、グレゴリー・ペックさんや、ダニー・ケイの存在すら知らなかった10代の頃、日曜日夜10時半から毎週観ていた「パトカーアダム30」(1985米)、この番組でのロマーノ巡査役のエイドリアン・ズメッドに一時期かなりお熱を上げていた私・・・。
 
a0002405_2162041.jpg 本国では1982年から始まった「スタートレック」シリーズのカーク船長役でお馴染みのウィリアム・シャトナーが主人公の警察学校物語(原題は「T.J.HOOKER」)。どんな作品だったかしら?って今思い出せないけれど、当時若手俳優だった、エイドリアン・ズメッドに夢中だった事はよく覚えているの。彼をご存知の方っていらっしゃるかどうか・・・なのですが、私は別にすごいマッチョ好きなのではないのよ!(制服に隠れてわからないけれど、彼は顔に似合わず超逆三のマッチョマンです!)
 その頃にはもう我家にはVIDEOデッキはあったので、TVの音をカセットに吹き込むなんてすごく懐かしいことはしていなかったけれど、TV画面を写真に撮りたくてカメラを三脚にセットしてシャッターチャンスを狙っていた事はあったわ!今思うとすごく恥ずかしい・・・☆
 
 この番組が人気になると、映画雑誌で少しづつ特集ページが増え、エイドリアンの情報もわかってきたの。現代みたいにインターネットがあればな~なんて今思ったけれど、情報不足のそんな時代も夢があって良かったのかもしれないわね!そして、その数少ない情報から彼の過去の映画作品を見つけて、レンタルVIDEO屋さんへ。まずレンタルした作品は、「バチェラー・パーティー」(1984米)。トム・ハンクスが主演の作品だったけれど、題名の通りの展開であまり感心できず・・・だったわ(観た方いらっしゃるかしら?)。
 そして今度は気を取り直して、上映館で彼の過去の作品をチェック。「グリース2」(1982米)という映画が場末の劇場で3本立ての1本として上映されていると知ると、いてもたってもいられず・・・。でも訪れた事のない街に未成年の私が・・・と思ったので、ここはいつもの頼みの綱、我が父Daddyさんの登場となったのですが・・・。  つづく
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by suama | 2004-11-16 02:17 | 映画俳優

ダニー・ケイの美味しさ二倍! 「天国と地獄」

a0002405_1937799.jpg 仕事で疲れた日、眠りにつく前によく観ていた「天国と地獄」(1945米)、ダニー・ケイが双子の兄弟を演じたとってもおかしなミュージカル・コメディです。

 ナイトクラブの芸人バジー(ダニー)はギャングの殺しの現場を目撃した事で検事から呼び出されていたが、口封じにギャングの手下に殺されてしまう。そのころバジーの双子の兄弟エドウィン(ダニー二役)はいつもの様にエレンのいる図書館で研究に熱心であったが、何故か謎の声が彼の耳に囁き続けるのであった・・・。
 
 サミュエル・ゴールドウィン製作のダニー主演第2作目となったこの作品は私の大のお気に入り!エレン役にはゴールドウィンガールズからダニーの相手役になったヴァージニア・メイヨ、バジーの恋人役にはこの作品でデビューした初々しいヴェラ・エレン。その他脇を固める役者陣はお馴染みの顔ぶればかりで、いつもながら楽しませてくれるのが嬉しいの。 

 60年近く前の作品とは思えない鮮やかな色彩に、ダニーの奥様シルヴィア・ファインの楽しい音楽がちりばめられ、そしてダニーの二役という美味しい配役に文句のつけようがないわ!しかも二役には特撮が使われていて、今観ると荒い映像がほのぼのして新鮮なのも面白いの。(時々ダニーに全然似ていない!吹替えの人が映像に見え隠れするのも何ともおかしい!) 幽霊になったバジーとエドウィンが10年ぶりに再会するところはNYブルックリンのプロスペクト公園。子供の頃ダニーがよく遊んでいたところだったそうで、映画の中ではセットで登場しているの。

a0002405_19373998.jpg この作品の最大の面白さは、性格の全く違う双子をダニーが演じているところ!バジーが殺されてしまったため、一生懸命エドウィンにテレパシーでコンタクトを取り、自分の果たせなかった検事への証言をエドウィンに託すところから彼の人生が一変、バジーになりきるために堅物の彼が、ナイトクラブの舞台に立ったり、ギャングに追われたり・・・。
 中でも、私自身が自分の体験からも大笑いしてしまったのが、エドウィンの身体にバジーが乗り移って舞台で見せた”花粉症の歌手”のシーン。あまりにもつらいと思う場面なのにその気持ちがわかりすぎて、大笑い!!(あ~、一度観てもらえればこの気持ちわかると思うわ!)そして、堅物エドウィンがお酒に強くて、乗り移っているバジーが幽霊なのに酔っ払っちゃう・・・なんていうシーンも愉快なのよ!!

 とにかく、このあとに続く「ダニー・ケイの牛乳屋」(1946)や「虹を摑む男」(1947)のダニーの芸達者振りを、一足お先に存分に堪能できる作品だと思うわ。性格の全く違う双子を演じていても、どちらのダニーも本当にハンサムでスマート!彼の作品をまだ観た事がない方は彼の魅力にビックリされることと思うの!
 私の耳にはバジーが舞台に登場するテーマ曲がいつまでも鳴っているわ♪エドウィンみたいに・・・。
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by suama | 2004-11-12 21:05 | クラシックムービー

まさしく”key”point  「ダイヤルMを廻せ!」

a0002405_2133628.jpg ヒッチコック作品の、新たな試みで作られた「ダイヤルMを廻せ!」(1954米)。当時37歳だった劇作家フレデリック・ノットが脚本も担当したこの作品は、舞台で好評をはくしたその映画化です。
 
 ロンドンの高級住宅街の一角に元テニスプレイヤーのトニー・ウェンディスと、資産家の妻マーゴが住んでいた。仲むつまじい朝食の風景、一見仲の良い夫婦だが、マーゴには米の推理作家マーク・ハリデイという恋人がいた。トニーはその事を知り、妻殺害の計画を企てる。そして大学の先輩レズゲート大尉にその実行を依頼するのであったが・・・。
 
 34歳の設定にはいささか無理!?があるトニー役にレイ・ミランド(「大時計」「春の珍事」)、妻マーゴにヒッチ作品初主演のグレース・ケリー、その恋人マークに「逃走迷路」のロバート・カミングス、レズゲート大尉にアンソニー・ドーソン、中盤から登場のハバート警視に「麗しのサブリナ」「泥棒成金」のジョン・ウィリアムス。後者2人は舞台でも同じ役を演じていたそうですね。

 この作品は当時廃れ気味であった3D撮影で作られましたが、ブームも下火となり普通版での公開となったそうです。そういえば、子供の頃「オズの魔法使い」というTV番組で、緑と赤のセロファンが張ってある眼鏡で飛び出す3D画面を観るのが流行っていたなぁという記憶が薄っすら残っています(記憶違いだったら御免なさいね)。「BTF」でビフの取り巻きがこの眼鏡と同じものを掛けていましたね!
 この撮影は、2台のカメラを使い、遠近感を出すための沢山の工夫が隠されていますね。殆どのシーンは夫妻の部屋が中心なのに息苦しさを感じない・・・ましてや覗き見をしている気分にさえなっていたのは、後に知った3D撮影の賜物だったのではと思いましたね!
 
a0002405_2143068.jpg ところでこの作品は登場人物が少ないですが実に個性派揃いで面白い!!特にトニーは殺害計画を綿密に立てている割に、不測の事態が生じ殺害が失敗すると、今度は妻を犯人にしようと仕向けますが、彼の行動は打って変わって隙だらけになりますよね(妻の逮捕直後から大金を使い始めたり、妻を警察からかばうように装う行動は、マークの愛ある紳士的行為に比べるとかなり不自然)。やはり、完全犯罪というのはマークが言うように難しいのかもしれませんね!
 そして、ひょうひょうとした紳士ハバート警視、一生懸命なマークの姿、殺しの依頼を受けたレズゲートも表情の変化が実に見事で、グレースの地味な衣装はとても新鮮!クライマックスで夫の殺害計画を知ってショックで崩れ落ちるシーンでは、気持ちが入ってしまって”鼻炎”のグレースはマークからハンカチを借りて鼻をかんでいましたよね!多分台本になかった行動だったと思うのですが、美女も鼻をかむのだと納得してしまう私でした。
 
 未見の方は是非一度、舞台劇を鑑賞している様なこの作品に挑戦してみて下さいね!ヒッチのお得意の小物使いも物語の”Key” pointですよ!3D版の「ダイヤルMを廻せ!」を一度観てみたいわ~!
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by suama | 2004-11-04 02:15 | クラシックムービー