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彼は一体何者? 「探偵レミントン・スティール」

a0002405_259012.jpg 友人のK子ちゃんと「ダーリン、ダーリン」と今も呼んでいる彼の名は、ピアース・ブロスナン。本国米で1982年、日本では1987年から放送が開始したTVドラマ「探偵レミントン・スティール」。

 主人公は私立探偵ローラ・ホルト(ステファニー・ジンバリスト)。独立して探偵事務所を開くも、女性という事で依頼客がさっぱり来ない。そこで、レミントン・スティールという架空のボスをでっちあげ、彼の助手として事務所を建て直したところ、その試みは大当たり。しかし、ボスに会いたがる依頼人に困っていたローラの前に、架空のボスのはずのスティールと名乗る男(ピアース・ブロスナン)が現れ、事務所に居座ってしまうのであった。
 
 今観ると何とも”青臭い”ブロスナンのお姿!彼はこの作品出演中「007」のボンド役にオファーされるも断念したのは有名なお話。その後「スピーク・ラーク」で有名なたばこや化粧品のCMに出演、そしてボンド役が大当たり!私はスティールさんの頃にはまさかこんなに人気が出るなんて思ってもいなかったの。だって彼の唯一いただけないところが”受け口チュー”、ボンド役でも変わらぬそのチューを観て、彼には二枚目半の役の方が似合うのになぁと笑ってしまったわ。

 当時私は”古き良き”人生がスタートした頃。ローラ演じるステファニーの父親は私の大好きな「サンセット77」(1958)等TVで活躍したエフレム・ジンバリスト・jr。親子とも私立探偵のドラマ主演、そしてジンバリスト・jrもスティールの謎の師匠役で登場ともう感激してしまったわ。そして、もう1つの楽しみがスティールさんが事件解決の時引用するクラッシック映画の数々。吹替えの神谷明さんの軽妙な語りとともに、毎回その場面が来るのを楽しみに待ち構えていたの!しかもスティールさんのリビングには、「汚名」(1946)等のポスターが飾られていて、そんな演出も嬉しかったわ。

a0002405_2593236.jpg 2シーズンから登場したミルドレッド(通称ミルちゃん)役に「ヘイ・レイモンド」のドリス・ロバーツ、彼女のおばちゃまパワーで物語がいっそう面白くなったわ。 でも、ゴールデンタイムでの放送は確か2シーズンで終了。その後のシリーズは深夜枠に移り、吹替えもローラ役の岡江久美子さん、神谷さんも交代になり、観る事がなくなってしまい残念だったわ。だから、今もスティールさんの正体もわからぬまま。 

 前年から日本でも放送していた「こちらブルームーン探偵社」(1985米)はこの番組と同じ製作者とか。こちらも当時大好きで観ていたので、見比べてみるのも楽しいかもしれないわね。ちょっぴりお色気まじりで”受け口ダーリン”の大人の探偵物語、「彼は一体、何者なのか・・・?」じっくり観てみたいわ!
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by suama | 2004-09-23 03:01 | アメリカンTV

米のリトル・ナース シャーリー・テンプル

 ある日友人のK子ちゃんは「シャーリー・テンプルって可愛いよね、女の子がいたらあんな感じにしたいなぁ!」と言い、彼女は私よりもシャーリー・テンプルを知っているんだなぁと思っていました。ところが私の勘違い!そのテンプルちゃんの名は、子供服メーカーの名前だったのです…。
 
a0002405_2325488.jpg 本名シャーリー・ジェーン・テンプル(1928生~)ちゃんは、3歳の頃から運動神経が良くタップ・ダンスを基礎からしっかりと学んだ女の子。そんな彼女のダンスを見た映画会社がスカウトをし、「Baby Burlesks」(1931)で映画デビュー。その後彼女のキャラクター・グッズ販売や”メンソレータム”ナース少女の絵のヒントにもされたりと、大恐慌で混乱したアメリカの安らぎの存在になっていたそうですね。日本でいえば、戦後の美空ひばりさんの様なスターだったのかしら?

 当時の人気を伺わせる映像を観たことがありますが、「テンプルちゃんそっくりコンテスト」なるもの。くりくり巻き毛に、フリフリレースのミニスカート姿のあどけない少女達が、一斉にタップ・ダンスを踊っていました。今では見慣れたそっくりコンテスト、30年代初頭に親達も我が子のスターを夢見て子供達を送り出していたのかしら・・・と感じましたね。

 でも、子役スターにはよくあるお話で、彼女のギャラは信託預金にするよう義務付けられていたのにも関わらず、彼女の父親はそれを守らず、そして10代半ばには子役としての蔭りも見えてきたとのこと。そして17歳で結婚、離婚、そして再婚し22歳で引退されたそうですね。

 と言っても、彼女はジュディー・ガーランドと並ぶ程の子役スターだったので、数多く作品が作られたようですが、私達が観ることの出来るものは殆どないのが淋しいですよね。私自身、映像では沢山彼女を観た事がありましたが、映画作品となると15、6歳の頃の「恋の十日間」(1944米)しかありません。すっかり早熟したティーンの彼女には色気さえも感じましたね。

a0002405_2332988.jpg その後テンプルちゃんの人生は転機を迎えます。引退後に政財界のパーティーに招かれるうちに、政治の道へ興味を持ち、今では米初の名誉外交官に任命(1987)されるほどの活躍が伝わってきています。私も2~3年前に映画特集番組のナビゲーター役か何かで彼女を観ることが出来ましたが、立派な女性になり、ちょっぴり懐かしい少女の頃の笑顔も垣間見られましたね!

 暗いニュースの多いこの世の中、彼女の様なスターは時代と共にもう出て来ないのでしょうか?
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by suama | 2004-09-17 02:33 | 映画俳優

逃げられない…さあどうする?「大時計」

a0002405_0504356.jpg 世の中には映画作品のTV放送が沢山あるというのに、17~18年前深夜放送で初めて観てから未だお目にかかれない「大時計”The Big Clock”」(1948米)。見逃している可能性があるとはいえ、ちょっぴり悲しい・・・。

 舞台は大手出版社、ここの会社のロビーには大きなのっぽの世界時計がある。主人公ジョージ(レイ・ミランド)はこの出版社の探偵小説雑誌の編集者。ある日バーで知り合った女性ポーリンの買物に付き合い、マンションの部屋まで送り届ける。彼女の部屋を後にした直後、ジョージの会社のジョナス社長(チャールズ・ロートン)が女性の元を訪ねてくる。彼女は社長の愛人であり、口論の末彼は彼女を殺害してしまう。社長は自分と入れ違いになった”男”を犯人に仕立てあげようと顧問弁護士と相談し、その”男”を探し出そうとするが、捜査の指揮を命ぜられたのがジョージであった。

 ここまでのストーリーでお気づきの方もいらっしゃるのでは?この作品の舞台を国防省に変えリメークされたのが、「追いつめられて」(1987米)、ここでは主人公ファレル海軍将校にケヴィン・コスナー、国防長官にジーン・ハックマンというキャストでしたね。 この2作品は時代も舞台設定も違いますが、初めは見知らぬ男の捜索が、行き着くところは無実の罪を着せられる事になる”自分”探し。主人公のまさしく”追いつめられる”ドキドキ感が見ものでしたよね。

a0002405_0511961.jpg 私の好みとしてはオリジナル作品の「大時計」。コンピューターを使わない時代の捜査、犯人に仕立てあげられて行く証拠の数々、そしてレイ・ミランドの”おどおどぶり”が、ケヴィン・コスナーより危なっかしくて観ていられなかったからかしら…。そしてチャールズ・ロートン、彼はこういう役柄がとてもお似合い、あのブルドックFaceが本当にいい味出していましたね!奥さまのエルザ・ランチェスターも物語のキーポイントで出演されていました。

 派手な場面などないですが、出版社の出口を全て封鎖し主人公=”男”をじわじわと追いつめていくラスト、大時計のシーン!、まさに不安な気持ちをあおっていましたね!
 今度はノーカット字幕版で、もう一度じっくりこのスリルを味わいたいわ!深夜枠でもいいから放送を切に望む私です!!(ぺこり)
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by suama | 2004-09-15 00:51 | クラシックムービー

懐かしいNYの街並みよ、もう一度

a0002405_23144821.jpg 3年前の今日9月11日の出来事は、世界中で忘れる事のできない悲劇の始まりでした。

 あの日は珍しく旦那様とTVの前に座りながら、のんびりとニュースを観ていた”臨月”の私。あの衝撃映像を目の当たりにしてから、毎日あらゆるニュースを観ていた私を出産前の身体に影響すると、皆に「TVを観るな!!」と止められていました。

 平和ボケしていた私達には、ショッキングで、観た事のない映像の数々に我が目を疑う毎日ではなかったのではないでしょうか・・・。

a0002405_23151521.jpg NYの舞台の映画、「ロイドの要心無用」、「逃走迷路」、「七年目の浮気」、「恋人たちの予感」・・・まだまだ数え切れないくらいありますよね。あの平和だった日常のNYは、もう映像の中でしか探す事ができないのかと思うと、本当に心が痛みます。 ひとりひとりの心の中に想い描くNYの風景は違っても、あの元気に躍動する憧れの街の姿を早くこの目で観たいと思うのは皆同じではないでしょうか・・・。
 
 今も続く世界を覆う黒い影・・・。あの日から、世界が歪み始めている様に私は思えます。こうやっている間にも、世界のどこかでは辛く悲しい出来事が起こっているのですから。”平和”という月並みな言葉よりも、”人を思いやる”気持ちを何よりも私は忘れたくないですね。
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by suama | 2004-09-11 23:14 | クラシックムービー

Yankeesのルーツを探れ!「打撃王」

 今大リーグではIchiroが熱い話題になっていますね。私は野球のことはさっぱりわからないのですが、古き良き映画作品を観ていると、野球に触れる機会も結構あるものですよ!

 以前ブログで紹介した野球映画「春の珍事」、こちらは完全にフィクションのお話でした。今回ご紹介する私の大好きな作品「打撃王」(1942米)、原題を「The Pride of The Yankees」は37歳の若さで不治の病(筋萎縮性側索硬化症)により他界した、”鉄人”ルー・ゲーリッグ(1903-1941)の少年時代から引退式までを描いた伝記映画なのです。

a0002405_1324467.jpg 主人公ルーを演じるのは、ゲイリー・クーパー。彼の”ルー”を観てから本人のゲーリッグを知り、あまりに雰囲気がそっくりなのには本当に驚いたわ。おおよそ、クーパーの長身でぎこちない体つきからは、スポーツとは縁がなさそうにみえたけれど、なかなかどうして…良いではないですか!スイングのシーンではゲーリッグの左打ちと逆のクーパーは、ユニフォームの背番号を反転させて付け、撮影を行ったといいますね。
 そして、この作品には夫婦愛も描かれ、妻エレナーを演じるのが大好きなテレサ・ライト。彼女のイメージ通りの献身的な妻役は、私の一番のお気に入りでもあるの。
 その他、ウォルター・ブレナン(クーパーとの共演作多し)や、実在の一流プレイヤー、そしてあの”偉大なるホームラン王”のベーブ・ルース(1995-1948)が本人の役として出演していますね。この頃は既に引退していたと言うのがうその様に、現役時代を知らない私達にも感動を与えてくれる嬉しい映画出演でもありました!
 
a0002405_1331750.jpg 大リーグの裏側も観る事のできるこの作品、何故今Ichiroが大リーグ伝説に名を連ねようとしているのか紐解けるかもしれませんね。日本に沢村栄治投手(1917-1944)がいて、ゲーリッグ、ベーブと1934年日本でプレーした伝説と並ぶ時が来たのでしょうか…。

 ベースボール・プレイヤーとなり、皆に愛され尊敬されたゲーリッグの生涯を描いたこの作品を、いつも溢れる涙を堪えながら観てしまう私なの。”ゲーリッグ病”とも言われる彼と同じ病で亡くなる方は今でも沢山います。そして引退後亡くなるまで、囚人のカウンセラー的相談役としてその体が動かなくなるまで、彼は闘い続けたといいます。ひとりの人間としても学ぶ事の多い素晴らしい方でもありましたね。”古き良きYankees”をどうぞ覗いてみて下さい。
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by suama | 2004-09-08 01:32 | クラシックムービー

フレディとニジンスキーの映像美の饗宴

a0002405_1213044.jpg  淀川長治さんは生前、こう言っていました。「美しいもの、綺麗なものを沢山見てください」と。そんな淀川さんの言葉の様に美しい人、それはフレディ・マーキュリー(1946.9.5~1991.11.24)なのではないかと思っています。

 QUEENのファンになった中学生の頃、フレディよりもブライアン・メイに夢中だったの。でもその後だんだんとフレディの世界へと引き込まれてしまって…。小さい頃から、バレエの様に躍動する肉体の美しさにすごく興味を持ち、人物画を描く事が私は何よりも好きになったの。だから、パブロバ・バレエ・スクールに通った小学生の頃、人間の体のしなやかさをまじかで見たときには本当にため息が出たわ。

 社会人となった頃、映画友になったI先輩からいつも、「フレディはまるでニジンスキーの様ね」と言われ、最初は何の事だかわからなくて…。それがあの有名なバレエダンサーのワスラフ・ニジンスキー(1890~1950)だとわかった時、フレディの美への追求が少しづつ見え始めてきたの。

 QUEENと出会った頃から、肌の露出度の多いフレディとロジャー、ブライアン、ジョンの3人のファッションスタイルのバランスがある意味独特で、カッコよくもあり、結構私は気に入っていたの。だから、そんなスタイルを見慣れていたので、何故フレディが”モーモータイツ”スタイル(初期の頃かしら、その後は上半身裸になって!)を好んでいたのかなんて考えた事もなかったわ。でも、この”モーモー”スタイルからニジンスキーに繋がるなんて…。

a0002405_1222385.jpg QUEENの「I Want To Break Free」のプロモーションVIDEO には、女装したメンバーと、”モーモー”フレディが登場しますね。フレディは女装の時にはそのままのおヒゲスタイルで登場するのに、ニジンスキーのバレエ「牧神の午後」を彷彿させるシーンでは、さっぱりとおヒゲを剃って気合がこもって!?いました。彼らの音楽は、ロック、クラッシック、ジャズ、オペラ…様々な要素があり、これはフレディの美学にも繋がるような気がします。そして、何よりもバレエ、そしてニジンスキーを愛していたのではなかったのかなと感じましたね。(ニジンスキーもゲイだったと聞いています。何か共感するものが多かったのでは…官能的なフレディがとても素晴らしかったので)
 
 昨日が彼の58歳の誕生日だったと思うと、もっとあの歌声を聴いていたかったと淋しさを感じます。でも、私の中ではいつまでも、やんちゃ坊主な、美しい彼の姿は永遠です。いつまでも美しい彼とともにQUEENを生涯愛し、そして私も沢山美しいものを見ることの出来る心を育てて行きたいですね。

VITAMIN BOX  、nice box Ⅱ 感動しました!
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by suama | 2004-09-06 01:24 | ノスタルジック

ケチっちゃだめって… 「世界の料理ショー」

a0002405_157168.jpg 料理番組を観るのが大好きな私。思えば、全ては子供の頃夢中になって観ていたあの 「世界の料理ショー」 が始まりだったのかもしれません・・・。

 当時は米TVだと思っていたこの番組は、1968年カナダで作られ、38カ国で2千万人に観られていた事を後に知ったの。料理人で番組のホストは、グラハム・カー氏(1934~)。プロデューサーはあの強そうな奥様?のトリナ・カー。軽快な”例”のオープニング曲と共にグラハム氏の登場。奥様との”旅の思い出VIDEO”とやらが流れ、彼の楽しいトークが炸裂!そしてその時の味を再現しましょうとCookingがスタート!でもこれがお酒を片手に料理番組というより、トークショーの様!(例の「スティーブ!」もお忘れなく!)
 まだベビーオニオンも、パスタも、クリームソースもあまりお目にかかれなかった子供の頃、色とりどりの観た事もない食材が、彼の華麗な包丁裁き!(大雑把だという声もありますが・・・)と共にみるみる料理されていくその様がとても珍しくて・・・。カメラもあっちこっちちょろちょろと動く彼について、面白い映像を私達に”魅せて”くれたの。

 3年程前、関西のTV局でこの番組を久々に観て、ビックリ!当時はただただ魅了されていた料理の数々を今改めてみると、何て不健康そうなお料理ばかり。定番は「バターはケチっちゃだめ!」とばかりにお鍋に100gは楽々投入なんですもの。 その後、「新・世界の料理ショー」という80年代から放送されていた番組を観たら、当時作った不健康そうな料理を”低脂肪でかつヘルシー”なレシピに置き換えて比較紹介をしていたわ。勿論彼のトークは健在なまま。

a0002405_1571725.jpg でも、「新」の放送を観るまでは「彼は奥さんの宗教の関係で一切料理の世界から遠ざかっている」という映画雑誌で読んだ記事を信じていたので、久しぶりのTV登場はすごく嬉しかったわ!どうも、1968年スタートした番組も、彼らご夫婦の事故(詳細は不明)で1971年に打ち切り。長いリハビリや、度重なる奥様の病気(心臓発作)からの回復により、この「新」シリーズが出来たということらしいのです。
 子供ながらに、「ラストのお料理試食を私が観客席で当てられたら嬉しいな~」なんて思って、グラハム氏のあの美味しそうな試食姿を観ていたのが懐かしいですね。

 今や、こんなに楽しい料理番組は沢山ありますが(グッチさんとか、ジェイミー・オリバー等)、やっぱり彼のトークには遠く及ばないと思うわ。二枚目の黒沢良さんや、池田勝さん(新)の吹替えと共にいつまでも楽しかった子供時代のワクワクした想い出を忘れない事でしょうね。
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by suama | 2004-09-05 15:06 | アメリカンTV