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「愛情物語」 the eddy duchin story

a0002405_2163.jpg 今日はBSで「愛情物語」(1956米)を観ました。

 この映画はいつ観ても物語のあちこちに心に”ぐっ”とくるものが私にはありますね。
1930-40年頃アメリカで活躍した名ピアニスト エディ・デューチン の伝記映画。貧しい家からピアニストを夢見てNYに出てきた青年エディが資産家の姪マージョリーと運命的な出会いをし、結婚、息子の誕生、彼女の死、彼の孤独の苦悩、息子への愛・・・と波乱に満ちた生涯を描いています。

 観た方はご存知の様に、全編に主人公エディを演じるタイロン・パワーの流れるような素晴らしい指さばきのピアノ演奏シーンが登場しますが、彼は随分練習を積み、演奏はピアニストのカーメン・キャバレロが担当しました。私は実際のエディ・デューチンの演奏は未だ聴いた事がないのですが、エディの演奏に似せて弾いているカーメン・キャバレロの音楽でエディの素晴らしさを垣間見ることが出来るかもしれませんね!

 「めまい」で有名なキム・ノヴァクはマージョリーの人生を、消え入りそうなくらい儚く演じていましたね。エディとの愛を語らうシーンをピアノの演奏のみをバックにやさしくやさしく映し出し、その音楽を聴くたび私の心にいつまでも美しいシーンを思い出させてくれます。
 そして第二次世界大戦末期の日本(それともフィリピンのミンダナオ?)で焼け野原に残ったピアノで少年と弾く”チョップスティック”のシーンも忘れ難いものですね。

 いつも幸せとあふれる愛情とそして人生の終わりが交差しているこの伝記映画、不治の病におかされ(白血病で余命一年)息子ピーターとの別れが近いことを知ってしまうシーンは一番辛かったかしら。
 長い間エディの中で愛妻マージョリーの死は息子ピーターの誕生のせいと自分を追い込み、息子と長年距離を置いていて、やっと二人はその大きな溝を埋めお互いの愛を知ったときに別れがくる。

 エンディングまで胸が詰まりましたね!きっとこれが物語ではなく実話であるから余計に込み上げて来るのかもしれないわ。(後にこの息子ピーターも父親と同じピアニストとして成功されたとのこと)

 また、カーメン・キャバレロのCDを聴きたくなってきたわ。機会があれば彼の演奏だけでも耳にして、この映画をイメージしてみるのも素敵かもしれませんね!

 「To love again」(ショパンのノクターンのアレンジ)はいい音楽!よくピアノで練習したわ!
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by suama | 2004-04-29 02:17 | クラシックムービー