子供時代の “世界” の番組の思い出 2

子供時代の “世界” の番組の思い出、もうひとつは
「兼高かおる 世界の旅」 KAORU KANETAKA'S "THE WORLD AROUND US" です。

a0002405_225029.jpg1959年から31年間続いた紀行番組で、
タイトルの 兼高かおる(1928~)さん が遠い海の向こうに出向き、
各国を取材、フィルムを自身が編集し30分の番組として放送されました。 (写真は1961年の素敵な兼高さん!)

フィルムを観ながら旅のお供をする聞き手役に 芥川隆行(1919~90)氏。 2人の洒落たおしゃべりが実に魅力的!
兼高さんの 「そうですのよ、ほほほ・・・」 となんと上品で優雅な話し方・・・
そんな憧れにも似た印象を持ちつつ、少女時代楽しく拝見していました。

現在83歳の兼高さん。
昨年12月にNHKのトーク番組に出演されたときには、
「わたくし、現在20歳と34ヶ月ですのよ!ほほほ。」 と閏日生まれの自分を洒落て紹介されていました。
a0002405_22522317.jpgそして、昨年 「わたくしが旅から学んだこと」 という著書が出版され私も楽しく拝読いたしました。
世界を行ったり来たり、決して真似の出来ない人生なのでしょうが、
私たちに訴えかけてくる 兼高流 の文章から “人生” の素晴らしさをずっしりと感じました。
人それぞれの受け止め方はありますが、ひとつのことを貫いてきた人生、そして、パイオニア の語る言葉にはこころ打たれるなぁ・・・と思いましたね。

大好きだったこの番組のオープニング。
現在TBSチャンネルで放送しているバージョンは白黒時代の放送なので、私の生まれる前のもの。
ということで今回、youtubeさんを探して、ピンッと来る思い出のオープニングを見つけました。
番組の前に放送していたCMまで入っていて、子供の頃観ていた 日曜9時の朝の風景 が蘇ります。
いまは倒産してしまった PAN AM(Pan American Airways) の優雅な飛行も観られます。

日本中にこの番組を懐かしく、大切な思い出の1ページにされている方も多くいらっしゃることでしょう。
私の家族皆が揃っていた頃の、今は遠い昔となってしまった素晴らしい日々を思い出しながら、これからもいつまでも大切な番組となってくれると思います。

最後に・・・
未曾有の大災害を経験した日本が、沢山の国からの救援を受けています。
強く強く、世界というものを ”尊く、近い存在” に感じた経験であったのではないでしょうか。
岩手県山田町の友人も、世界がこんなに小さな日本を思っている・・・と知ったときの驚き。
情報が入らない被災地では雲を掴むような、世界からの知らせだったのではないかと思います。

遠い遠い海の向こうにあると思った世界が、いまひとつとなり助け合い、立ち上がろうとしています。
月並みですが、 本当に人って素晴らしい! と感じる毎日です。

今回の、「子供時代の “世界” の番組の思い出 」 というタイトル。
取り上げた2作品の番組も、今では手軽に観ることが出来、そして、私たちはTVで観ている世界へ羽ばたいていくことも出来るのです。
時代は変わっていくのだなぁと同時に、夢でなく、誰にでも世界をこの目で見る事が出来る そんな時代がきた事を強く感じるのでありました。
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by suama | 2011-04-04 00:08 | ノスタルジック