岩手県山田町のいま 8

今日は子供たちの用事でしたが、久しぶりに外出をしました。
最近、買出しの回数も減っていたので (花粉症ということもあるのだけど!) 、
いつの間にか暖かい風が吹いていることに気づいた一日でした。

昨晩届いた、山田町の友人からの声をお伝えいたします。

「宮古市でも、山田町でも
瓦礫の片づけが進んでいます。
そんなときにショックなことがありました。
息子の行方不明だった同級生が見つかりました。

学校への通学路は2車線で広い道なのですが、
そこにも津波が来て、瓦礫の山が出来ました。
そして、車が通れるように瓦礫を両サイドにどけましたが、
その瓦礫の片づけをしていたら、行方不明の子がいたそうです。

その道は、私も何度も通っていたし、他の人たちも通っていたのに、
今まで気づかなかったの。
それに見つかった場所は、津波の波が来た間際近くなのです。

これから、学校が始まるけれど、
殆どの子供がその通学路を通るので、毎日が辛いです。

気づけば、道のあちこちに花がたむけてあるの。
瓦礫は片付くけれど、辛いです。」

「山田町の避難所は、
ノロウィルス や 風邪 が流行っていて、
イビキも凄くて休めないようです。
近所の人は、電気も水もないし、家は津波で汚れているけれど、
避難所より良いと言って、家に帰ってきました。

ひどい環境の中で、
行方不明の家族が見つかるのを待っています。」

「最近私が困っているのが、息子の様子です。
赤ちゃんがえり?なのか妙に私にくっついたり、
物を失うのを恐れたり、イライラしたり・・・。
夜も、何度か起きたり、寝汗で全身びっしょりなのです。

こころのケアを・・・と思い、息子と一緒に過ごすようにしています。
新聞には、こころのケアを・・・と書いてあるけれど、
具体的なことは何も書いていない・・・。」

「宮古の映画館が、子供たちが元気になるようにと、
アニメを上映してくれたので、息子と観にいきました。
でも・・・敵と戦って、町が破壊されたり、火事になったり・・・

思い出したくない事をやっていて、
元気がしぼんでいきました・・・。」

非常事態だとはいえ、
自宅非難の場所は家族が倍に増え
"大変なときはお互い様"・・・と理屈で理解していても
納得できないことが子供でもあると話してくれました。

大人でもやり切れない、今の被災地の状況。
テレビでは、明るい声が聞こえ始め、
立ち上がろう・・・とする姿が多く映し出される中、
小さな胸の中に抱えている、声に出せない不安
子供たちの見ている光景を想像するだけでも
胸が痛み、いてもたってもいられない気持ちになります。
引き続き、息子さんへのバックアップに力を入れたいと思います。

いま、芸能関係の方などが少しずつ被災地を訪れています。
つかの間であっても、笑いや笑顔が溢れています。
元気が出ますよね。

息子さんはAKBさんのファンとの事。
友人も、息子さんの影響なのか?
AKBさんの歌を聴いて勇気を奮い立たせているそうです。

私は、あまり芸能関係に明るくないので、
AKBさんの話で盛り上がることが出来ないのですが、
いままでの日常を思い出すことが出来る、
そういう方々の存在もいまこそ必要なときなのかもしれませんね。

刻々と変化してゆく、被災地への支援のあり方。
いまこそ、見直すときがきているのではないでしょうか。
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by suama | 2011-04-01 19:53 | 世の中のこと