岩手県山田町のいま 2

こんにちは、まったく情けないことに昨日から風邪で体調を崩し、
4歳の息子も40度の熱を出し、今日もぐったり気味です・・・。

さて、昨日夜、勤務前の岩手県山田町の友人と連絡を取りました。
金曜日に水道、電気が通ったそうです。
でも、電話はまだ不通のままです。
あまりに早い復旧に驚き、 
「電気の明るさってこんなだったのね!」
とロウソクの生活からの変化に戸惑いながらも感謝していました。

そして、昨夜はまた地震があり、
「あの日の恐怖が蘇ってきました。
フラッシュバックと言うんでしょうね。」
と不安な日々はまだ続いております。

「患者さんの介助をしながら、”地球ラジオ” を聞いていたら
世界中の人が驚き、復興支援をしていることを知りました。
人類の歴史に残る事件の真っ只中にいることを知りました。

試練を頑張って乗り切って、
子孫に恥ずかしくない結果を出したいです。」

そう健気に語っていました。

避難所を回っても、友人を探すことが難しいということで、
こちらからの情報提供を強化する事にしました。
また、町の各所に置かれた避難所にいる方々の名簿から、
彼女の友人4組、10名を探すことを始めました。

岩手県より発表されている生存者名簿から、
3月13日、16日、17日をチェックします。
TVで漠然と、数字で何百、何千、という人数を聞いても見当がつかないですが、
避難者の名簿のおひとり、おひとりをチェックしていると、
もうその膨大な人数と、お会いしたことのない人々の顔が浮かんでくるようで、
必死に、そして願いながら10名を探していました。

願いはなかなか叶わず、でも1名の名で複数の人が見つかりました。
情報量はわずかです。
そんな姿を見ていた主人は、ネットの別サイト
"google person finder" より10名を探してくれました。
そして、18日最新の情報が NHK で2時間ほど放送していた録画も照らし合わせながら、
"google" から新たに、1名有力な情報を得ることが出来ました。
こちらのサイトでは、情報提供者の連絡先が掲載されていたので
早速彼女に結果を連絡したところ、
「友人の勤め先の人だと思う!」 と手ごたえがありそうな返事。
翌日連絡を取ってみる・・・と言っていました。

その時
「良かった、連絡できる人が見つかって!!」 と私が言うと彼女は
「今、山田町では "良かった" という意味は
"遺体が見つかって良かった" ということです。
生きていて良かった! という言葉は久しぶり。ありがとう。」
と胸が締め付けられる返事が返ってきました。

被災地各所での皆さんの頑張りと、試練に耐える姿が報道される中、
心ない方の、"盗難" がニュースで取り上げられています。
私が彼女からの連絡ですぐに "盗難" に関する情報は得てブログにも書きましたが、
今やっと・・・あかるみに出てきつつあります。

仙台では "スリ" が多発、
サイフをすられた青年は
「今僕らからサイフをすって、何になるのか?」 と困惑。

被災地の倒壊した家々に盗みに入り、金庫を持ち帰る人。
家は災害から守れた人も、配給で家を長時間空けている間を見計らって
空き巣に入る人。
もうやり切れません。
現地での犯罪強化を切に願います。

最後に、連絡のつかなかった彼女の恩師で
空手の先生が見つかりました。
洋服も靴もしっかり身につけ、綺麗な姿で見つかったそうです。
先生らしい最期でした・・・と言う言葉に何も言えませんでした。
先生が、雪の積もる寒い地面から家族のもとに帰れたことが何よりの救いです。
でも、まだまだ生存者の可能性があります。
一日も早く、家族が一緒になれますことをお祈りいたします。
そして、避難所にいる方々の頑張りと明るさに頭が下がる思いでいっぱいです。

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by suama | 2011-03-21 17:14 | 世の中のこと