懐かしのおやつ  鎌倉山チーズケーキ

私には懐かしいおやつの味がありますが、もう尋ねる人がいません。
母が自分でお土産として私たちに買ってきてくれたのだから、30年以上前のことになるのでしょう。

鎌倉にあるレストラン 「鎌倉山」 。
ここのチーズケーキはお土産のおやつとして、10歳になるかならないかの頃の私にはとても衝撃的で忘れられない味でした。
今でも目に焼きついているのは、パッケージが紙製のバターの容器の様に細長く、表には "うさぎの様な" 絵が描かれており、中を開けるとこれまた見たこともないバターのようなチーズケーキがど~んと入っていたこと。

決して大きくない容器ではあったのですが、チーズケーキのボリュームはかなりのもの。
ひときれづつ取り分けてもらい、口に入れるとなんともなめらかな舌触りで、コクがありました。
その時のテーブルで見た光景を今でも忘れることができません。

それから、母は亡くなり、チーズケーキの思い出も心の奥深くに眠っていました。
20歳を過ぎてから、近くのデパートで 「鎌倉山」 のデザート売り場を見つけ、あまりの懐かしさにショーケースを見るも、あのパッケージはありません。
代わりに、正方形の箱に入った丸い缶入りのチーズケーキがありましたが、その時はなぜか手にとってみたい…という思いになりませんでした。
でも、やはり懐かしいその味をもう一度…と思い、先日更に新しくなった 「鎌倉山チーズケーキ」 を購入してみました。
現在は白地にシルバーのシンプルな正方形の紙製のパッケージの中に、真空パックされたケーキが入っています。
「私の懐かしのおやつよ!」 と家族で食べてみましたが、クリームチーズとサワークリームの絶妙な味はとても好評でした。
今では、このタイプのチーズケーキは沢山のところで食べることが出来るのでしょうが、長く受け継がれたこの味は私にとっては一番の思い出のケーキの味だなぁと再確認しました。

a0002405_10252070.jpg今回、この思い出をはっきりしたものに出来たのも、レストラン鎌倉山の本部、高橋様の助けもありました。
何よりも嬉しかったのは、パッケージに描かれていた "うさぎの様な" イラストは、 「フォロン」 と名付けられたマスコットだったとわかったことです。
創業者の奥様とその妹さんで、試行錯誤して出来上がったチーズケーキの味。
本社でも資料も古くなり、今では当時のことを知るスタッフも少なくなってしまったそうです。
私の様に 「フォロン」ちゃん のパッケージの頃を知る方が、このイラストを見て当時を思い出して下さったら嬉しいですね。
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by suama | 2011-03-06 10:34 | 私のこと♪