「なぜ耳があんなに上についているの?」 ケイリー・グラント

a0002405_12940.jpg ケイリー・グラントの人となりは、その生い立ちから想像出来るかもしれない。

 1904.1.18イギリス生まれ。本名アーチーボルト・アレグザンダー・リーチ(歌の題名みたい)。デビュー前はアクロバット一座にいたので、映画の中でちょっと丈が短そうなパンツの裾からのぞく細い足首は、その身のこなしの軽さを物語っているわ。(「北北西に進路を取れ」や「泥棒成金」など)

 彼の演じた男性とは一度はお会いしてみたい人ばかり。「断崖」の時の様なお金の使い方をされてしまっては、ちょっと・・・という気もするけれど、どの男性像も洗練されているので素敵!
でも女性とうまくやるのは映画の中だけ。デボラ・カーが「彼は女性に対して用心深すぎるのね」と語っていたけれど、それが五度の結婚になったのかしら。
そんな実生活とのギャップが映画の中に観えてこないのも、きっと彼が自分自身を演じて見せてくれていたからかもしれないわ。

 四度目の結婚で、女優のダイアン・キャノンとの間にひとり娘ジェニファーが誕生(1966.2.26)したのを機に映画界を引退。後に「ビバリーヒルズ高校白書」で、スティーブ・サンダースの彼女役セレステとしてジェニファーを観たとき、ちょっと涙が出てしまったの。きっと彼の一番愛した人だから・・・

 彼の映画は、ヒッチコック作品で魅力が開花し、円熟したように思えるの。戦前のコメディータッチの作品も大好き!
いつの時代も女性たちは「めぐり逢い」を観ながら、メグ・ライアンの様にデボラ・カーとケイリー・グラントの愛に涙してしまうのよね。

 前回のダニーの「ニューヨークフィルの夕べ」を観ていただくと、客席のズビン・メータと同席している白髪のケイリー(77歳)を観ることができますよ。
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by suama | 2004-04-02 01:30 | クラシックムービー