米のリトル・ナース シャーリー・テンプル

 ある日友人のK子ちゃんは「シャーリー・テンプルって可愛いよね、女の子がいたらあんな感じにしたいなぁ!」と言い、彼女は私よりもシャーリー・テンプルを知っているんだなぁと思っていました。ところが私の勘違い!そのテンプルちゃんの名は、子供服メーカーの名前だったのです…。
 
a0002405_2325488.jpg 本名シャーリー・ジェーン・テンプル(1928生~)ちゃんは、3歳の頃から運動神経が良くタップ・ダンスを基礎からしっかりと学んだ女の子。そんな彼女のダンスを見た映画会社がスカウトをし、「Baby Burlesks」(1931)で映画デビュー。その後彼女のキャラクター・グッズ販売や”メンソレータム”ナース少女の絵のヒントにもされたりと、大恐慌で混乱したアメリカの安らぎの存在になっていたそうですね。日本でいえば、戦後の美空ひばりさんの様なスターだったのかしら?

 当時の人気を伺わせる映像を観たことがありますが、「テンプルちゃんそっくりコンテスト」なるもの。くりくり巻き毛に、フリフリレースのミニスカート姿のあどけない少女達が、一斉にタップ・ダンスを踊っていました。今では見慣れたそっくりコンテスト、30年代初頭に親達も我が子のスターを夢見て子供達を送り出していたのかしら・・・と感じましたね。

 でも、子役スターにはよくあるお話で、彼女のギャラは信託預金にするよう義務付けられていたのにも関わらず、彼女の父親はそれを守らず、そして10代半ばには子役としての蔭りも見えてきたとのこと。そして17歳で結婚、離婚、そして再婚し22歳で引退されたそうですね。

 と言っても、彼女はジュディー・ガーランドと並ぶ程の子役スターだったので、数多く作品が作られたようですが、私達が観ることの出来るものは殆どないのが淋しいですよね。私自身、映像では沢山彼女を観た事がありましたが、映画作品となると15、6歳の頃の「恋の十日間」(1944米)しかありません。すっかり早熟したティーンの彼女には色気さえも感じましたね。

a0002405_2332988.jpg その後テンプルちゃんの人生は転機を迎えます。引退後に政財界のパーティーに招かれるうちに、政治の道へ興味を持ち、今では米初の名誉外交官に任命(1987)されるほどの活躍が伝わってきています。私も2~3年前に映画特集番組のナビゲーター役か何かで彼女を観ることが出来ましたが、立派な女性になり、ちょっぴり懐かしい少女の頃の笑顔も垣間見られましたね!

 暗いニュースの多いこの世の中、彼女の様なスターは時代と共にもう出て来ないのでしょうか?
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by suama | 2004-09-17 02:33 | 映画俳優